ポリマークレイって、こんな粘土です

初めて聞いた方には、ちょっと馴染みのない名前かもしれません。

私が使っているポリマークレイは、手でこねたり、伸ばしたり、色を混ぜたりしながら形を作り、最後にオーブンで焼いて仕上げる粘土です。

焼くまでは自然に固まらないので、途中で手を止めて、また続きを作ることもできます。

時間を気にせず、自分のペースで作れる。

そんなところも、私は気に入っています☺️

色も、形も、模様も

ポリマークレイの大きな魅力のひとつが、色と表現の自由さです。

さまざまな色のクレイをそのまま使うことはもちろん、色同士を混ぜて自分だけの色を作ったり、グラデーションにしたり、何色ものクレイを組み合わせて模様を作ったりすることができます。

私が主に使っているのは、Sculpey Premoというポリマークレイです。

私が使っているPremo。一般的な2oz(57g)の色クレイと、制作でたくさん使う16ozのトランスルーセント。

私の場合は、月花灯の制作で光を透かす表現を大切にしているため、トランスルーセント(半透明)のクレイを多く使います。

そこに色のついたクレイなどを混ぜながら、作品に合う色を作っていきます。

色づくりについては奥が深いので、また別の記事で詳しくご紹介しますね。

私とポリマークレイとの出会い

私がポリマークレイを知ったのは、ビーズアクセサリーを作っていた頃でした。
アクセサリーに使う花のパーツを見て、
「ポリマークレイなら、自分の好きな色、好きな形で花を作れるんだ」
と知ったとき、すぐに作ってみたくなりました。

▲ポリマークレイを知って間もない頃に作ったアクセサリー。花はもちろん、ネックレスの珠などもポリマークレイで作っています。

市販のパーツの中から欲しいものを探すのではなく、
「こんな色がほしい」
「こんな花を作りたい」
と思ったものを、自分の手で形にできる。

それが、私がポリマークレイに惹かれた最初の理由でした。

切るまでは、分からない。ケインの面白さ。

ポリマークレイには、色や模様を組み合わせて棒状に作り、それをスライスして同じ模様を取り出す「ケイン」という技法があります。

▲花びらのケインをスライスしたところ。切ると、同じ模様の花びらが次々と現れます。

私が今でも一番ドキドキ、ワクワクするのが、できあがったケインを初めてスライスする瞬間です。

「どんな模様になっているかな」
外からは見えなかった模様が、切った断面から現れる。
何度作っても楽しみな瞬間です。

ケインには花びらや葉、小花、幾何学模様など、さまざまな表現があります。作り方や技法については、後の記事でゆっくりご紹介していきます。

作ったあとは、オーブンで焼いて硬化させます。

形や模様が完成したポリマークレイは、オーブンで加熱して硬化させます。

焼成温度や時間はクレイの種類によって異なるため、使用する製品の表示に従うことが基本です。

焼成については、①-4「ポリマークレイはどうやって固めるの?焼成の基本」で、詳しくお話しします。

小さな花から、花の灯り「月花灯」へ

ビーズアクセサリーの小さな花から始まった、私のポリマークレイ制作。

色を作り、ケインを作り、さまざまな表現を重ねながら、現在はポリマークレイの花や葉を使った、花の行燈「月花灯(げっかとう)」を制作しています。

▲ポリマークレイの花や葉をガラスドームに重ねて制作した「月花灯」。灯りをともすと、半透明のクレイを通して花模様がやわらかく浮かび上がります。

散歩の途中で出会った花や葉、空や季節の色。
「きれいだな」と感じたものを、暮らしの中に残しておきたい。
そんな思いを、ポリマークレイで少しずつ形にしています。

ポリマークレイは、小さなアクセサリーからインテリア、立体作品まで、アイデア次第でさまざまな表現ができる素材です。

この「ポリマークレイmagic」では、初めての方にも分かりやすく、基本から少しずつ、そして時にはちょっと専門的な技法まで、実際の作品とともにご紹介していきます。

次の記事では、
「ポリマークレイは普通の粘土と何が違う?」
をご紹介します。

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